金属ニッケル − 事実

ニッケルは、天然に存在し、光沢のある銀白色をした金属元素です。地球上で5番目に豊富な元素であり、多くの地域で地殻から産出します。しかしニッケルのほとんどは地球の中心部の手の届かない所にあります。

金属ニッケルの主要特性

  • 1,453℃という高い融点
  • 腐食と酸化に対する耐性
  • 非常に高い延性
  • 合金化が容易
  • 室温で磁性
  • 電気めっきで被覆が可能
  • 触媒特性
名称 ニッケル
化学記号 Ni
原子番号 28
原子量 58.71
融点 1453 ºC
沸点 2730 ºC
密度 25ºCで8.90g/cm3
キュリー温度 253 ºC

ニッケルは以上の特徴を反映して、消費財、産業、軍事、輸送、航空宇宙、海洋、建築などの用途で300,000を超える製品に幅広く用いられています。最大の用途は合金であり、特にクロムなどの金属との合金によってステンレス鋼や耐熱鋼が作られています。これらの合金は鍋やフライパン、キッチンシンクなどのほか、建築物、食品加工器具、医療機器、化学工場などで用いられています。

生産されるニッケルの約65%はステンレス鋼の製造に用いられます。さらに20%はその他のスチールや非鉄合金に用いられ、これらの材料は高度に専門的な産業、航空宇宙、軍事などの用途に使用されます。約9%はめっきに、6%は硬貨、エレクトロニクス、携帯機器やハイブリッドカー用の電池などその他の用途に用いられます。これらの用途の多くで、性能の低下や費用の増加をともなうことなくニッケルを代替できる物質は存在しません。

ニッケルは植物の健全な成長にとっても不可欠の物質です。そのためほとんどの野菜、果物、ナッツ類に自然状態で含まれており、これらの素材から作った食品、たとえばチョコレートやワインにも含まれています。

ニッケルに関するさらに詳しい事実は「ニッケルについて知っていますか?」をご参照ください。

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