風力、波力、潮力、水力による発電

これらの発電形態は、まさに再生可能なエネルギー源であることから多くの注目を集めています。風力発電は陸上でも海洋でも急速に増加しています。陸上でニッケルが貢献しているのは主にギアや発電機部品です。しかし洋上は腐食性の海洋性環境であるため、ステンレス鋼の活躍の場がより多くあります。銅ニッケル合金も飛沫帯の防汚や腐食防止に役立っています。

潮力発電は数カ所で長年利用されてきた技術ですが、新しいシステムが目下開発されています。潮力発電も新技術の波力発電と同様、海洋性の腐食とファウリング環境に直面します。洋上での石油・ガス産業から得た材料性能に関する貴重な経験がここで利用できます。

水力発電所では水の力を利用するのにタービンを使います。こうした施設が長寿命を維持するために、浸食と腐食の両方に耐性を持つニッケル含有合金が活用できます。

ニュースと記事

  • 新しい潮力発電技術(ニッケル誌:2007年12月)
  • 風力タービンの鋳造に用いられるニッケル合金(ニッケル誌:2007年6月)
  • 水力発電用のタービンブレード(ニッケル誌:2006年12月)
  • 潮力発電機の重要部品に用いられるステンレス鋼(ニッケル誌:2004年3月)

技術文献

  • 10011 : 海洋および関連環境におけるニッケル含有材料
  • 10045 : 海洋固定具利用の実用ガイド
  • 11003 : 海洋環境、自然水、塩水に関するニッケルステンレス鋼のガイドライン
  • 12003 : 海水における銅合金利用ガイドライン
  • 12007 : 銅ニッケル合金、特性と用途
  • 14027 : 異種金属接触腐食の管理
  • 14054 : 海洋固定具に用いられる合金
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