輸送

この項目で扱うのは輸送産業のうち、大型トラック、バス、鉄道車両(地方および長距離の客車や貨車)、航空機、船舶です。乗用車や小型トラックに関するテーマについては、自動車をご参照ください。

輸送産業は非常に幅広いため、様々なニッケル含有材料が用いられています。たとえば航空機エンジンは非常に高い温度と応力がかかる状態で作動するため、特殊なニッケル合金が用いられています。その一方で、およそマイナス163℃で行う液化天然ガス(LNG)の輸送では、304(UNS S30400)ステンレス鋼や9%ニッケル鋼(K81340)、さらに最近では36%ニッケル鉄(K93600)といった高延性材料が用いられています。食品や化学物質の輸送では、トラック、鉄道、船舶のいずれかを問わず、様々な種類のステンレス鋼が広く用いられています。

輸送産業について詳しくは、用途と材料の選択をご参照ください。

関連するニュースと記事

長距離輸送のためのステンレス鋼(ニッケル誌:2011年6月)
耐食性と美しい外観を併せ持つステンレス鋼は、鉄道客車の製造に理想的な金属である。

巨大なQ-Max輸送船(ニッケル誌:2009年7月)
ステンレス鋼と鉄ニッケル合金で製造した大型タンカーは、燃料を節約し、二酸化炭素の排出量を減らし、貨物損失を減少させる。

軽い飛行(ニッケル誌:2008年3月)
ボーイング787やエアバスA-380といった低燃費の航空機にニッケルがどのように貢献し、航空輸送の効率化にどのように寄与しているか。

輸送産業に関するニッケル誌のその他の記事はこちらのリンクをご参照ください。

ナレッジ・ベース―ニッケル協会の学習モジュール

ニッケル協会のオンライン学習モジュールには、道路、鉄道、水路による化学物質の輸送に関連するものもあります。

技術文献

Niレジスト合金とダクタイルNiレジスト合金(ニッケル協会技術文献 11018)
Niレジスト鋳鉄は、独特の優れた特性を持つオーステナイト組織を形成するのに十分なニッケルを含んだ合金群である。

高機能ステンレス鋼(ニッケル協会技術文献 11021)
高機能ステンレス鋼とは、多様な苛酷環境で並外れた耐食性を持つステンレス鋼群であり、冶金および加工要件に関して304系や316系よりも高度な技術が必要とされる。これはステンレス鋼そのものの性質によると同時に、それが用いられる苛酷な用途によるからでもある。高機能ステンレス鋼を上手に利用するには、これらのステンレス鋼について十分理解する必要がある。本書は特定の用途における最適な材料選択のための助言を提供するとともに、選択したグレードの製品を加工および使用するためのガイダンスを示す。

苛性ソーダ設備における合金の選択(ニッケル協会技術文献 10019)
苛性溶液の処理には多くの建造材料が用いられる。その選択要因は、入手可能性、力学的特性、耐食性、リスクとメリットの検討、経済性などである。苛性設備に関する重要要因を一覧にして示す。苛性ソーダに対し利用が最も多く検討される金属または合金は、炭素鋼、ステンレス鋼、ニッケル、高ニッケル合金である。

輸送産業に関するその他の技術文献

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